塾の選び方|失敗しないためのポイントは○○が重要です!

良い塾とはサムネイル

この記事でわかること

  1. 塾選びで失敗しないためのポイント
  2. 良い塾とはどのような塾か
  3. 良い塾の見分け方
  4. 塾のおすすめの選び方

プログラミング教室&学習塾インベクト春日井校の講師の藤井です。

今回は塾の選び方(失敗しないためのポイント)などに関する解説になります。

当然のことですが、塾選びで失敗しない為には「良い塾」を選択する必要があります。

そして、良い塾とは「生徒をマネジメントする」塾のことです。

記事のタイトルの○○には、「塾が生徒をマネジメントしてくれるか」という言葉が入ります。

私自身、小学校3年生から中学3年生まで、そして大学受験期の1年間、誰もが知っている、あの塾やあの塾やあの塾に通っていました。

その経験と現在実際に塾を運営しながら考えていることを基に解説していきます。

良い塾とはどのような塾か

※上記のリストから読みたい項目へ移動することができます

良い塾とは、簡単にいうと、生徒と設定した目標を達成することができる塾のことです。

それでは解説していきます。

良い塾の最低条件

良い塾の最低条件

生徒と目標を設定すること

良い塾とは、生徒と目標を設定する塾のことです。

そのため、そもそも生徒と目標設定をしていない塾は良い塾とは言えません。

なぜなら、目標設定をしていなければ、塾に通っていてもどのような効果があったのか測定ができませんよね。

(学業成績を上げる以外にも、学校の宿題を必ず提出する等、様々な目標設定が考えられます。)

目標設定には、生徒の現在の理解度、苦手分野、過去のテストの成績等の分析が必要です。

目標設定を行う塾は生徒の現状を把握し、生徒を適切にマネジメントしようとしていることが分かります。

しかし、目標設定を行わない塾は生徒の現状を把握しておらず、生徒をマネジメントすることができません。

生徒をマネジメントできないということは、指導方法を改善することができないということです。

そのため、生徒と最初に目標を設定することは必須です。

目標設定は学習塾に限らず、社会人になれば誰もが当然行うものです。

営業であれば、営業成績に目標を設定することで、その達成に向けた計画を立て、実行、改善します。

ビジネスの世界の方が勉強よりも圧倒的に難しいですが、そのビジネスの世界では目標設定が必ず行われます

なぜなら、目標設定をすることが、効果的であると分かっているからです。

そのため、勉強においても必ず目標を設定することで、期待する成果を出しやすくします

良い塾は生徒をマネジメントする

良い塾は生徒をマネジメントします。

生徒のマネジメントをしない塾というのは、ただ生徒に勉強を教えるだけの塾のことです。

生徒のマネジメントをする塾というのは、目標を設定し、目標達成の進捗を測り、分析、改善、実行というPDCAサイクルを回している塾のことです。

生徒をマネジメントするために、必要なことは、まずは生徒の状況を把握することです。

もし、この記事を見てくださっている方の中で塾に通われている人がいましたら、先生に聞いてみてください。

例えば、算数・数学を習っている場合、次のように質問してください。

「私の苦手な単元はどこですか?」

この質問に答えられない場合、生徒をマネジメントできていません。

もし。質問に答えられた場合、次のように質問してください。

「私の前回のテストは何点ですか?」

これに答えらない場合もマネジメントができていません。

生徒をマネジメントするということは、より時間的コストなどが発生するため、勉強を教えるだけの塾のことは否定しません

しかし、生徒をマネジメントする塾の方が、勉強を教えるだけの塾より高い効果が見込まれます

なぜ生徒をマネジメントすると高い効果が見込まれるのか

会社で働いたことがあるのであれば、マネジメントの重要性は理解できると思います。

とある部署があり、その部署には目標があります、その部署の目標を達成するためにその部署には複数の社員がおり、その社員達を適切にマネジメントし部署の目標を達成させるために管理職がいます。

どの会社にも管理職がいて、部下をマネジメントしますが、なぜどの会社でもそれを行なっているのかというと、マネジメントが目標達成のために非常に効果的であることが分かっているからです。

そうでなければ、管理職など置かずに、誰にも管理されない社員達がいる会社が多くあるはずです。

しかし、現実ではそんな会社はないですよね。

マネジメントをすれば、問題が発生した時、問題が発生そうな時、目標の達成が難しそうな時、社員のモチベーションが下がっている時、チャンスが到来した時、業務効率を改善したいとき等、様々な場面において迅速かつ適切に対処が可能です。

勉強においても同じです。
生徒をマネジメントしていれば、次のようなことを考えることが出来ます。

「この生徒はこの単元が実は苦手であり、このままだと次のテストの結果が悪くなる可能性があるため、今日はこの単元の勉強をしよう」
「勉強開始日からテストまでの30日間の勉強計画を立て、現在15日目だが想定より理解度が低い。改善策として家での勉強時間を1日当たり30分増やしてもらおう」
「この生徒はこの単元を得意としており、この単元の勉強は当分は十分だ。この単元の勉強時間を控えめにしてもらい、他の単元の勉強時間を増やしてもらおう」

このように生徒1人1人に対して、分析、改善、実行をすることで適切かつ効果的な教育を行うことが可能になります

だから生徒をマネジメントすると高い効果が見込まれるのです

しかし、勉強を教えるだけの塾の場合、上記のようなことは考えず、「勉強は教えるけどその他のことは全部自分で考えてやってね。」というスタンスになります

勉強が元々よく出来る子でもっと成績を良くしたいという子に対しては、そのスタンスでも良いかもしれません。
なぜならある程度勉強の仕方を知っているからです。

しかし、勉強が得意ではない子、苦手と感じている子に対してそのスタンスでは、見込まれる成果は低くなります。

生徒をマネジメントしても成績が上がらないこともある

生徒をマネジメントしても成績が上がらない場合も、もちろんあります。

成績が上がる大前提として、生徒が家で勉強を自主的にする必要があります。

もし、生徒が家で勉強をしない場合は塾も打つ手がなくなりますので、まずは家で自主的に勉強をする習慣を身につけさせることが大事です

良い塾の見分け方

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先生の教育や勉強に関する考え方を聞く

一番早いのは、先生に教育に関する考え方を聞くことです。

例えば、以下の質問が考えられます。

①勉強で大事なことは何ですか?

②塾に通って、成績が上がる生徒と上がらない生徒の違いは何ですか?

③勉強を教える以外にどのようなことを提供していただけますか?

教えるプロであれば、常に教育に関することを考えているはずなので、何かしらの根拠のある答えが返ってくるはずです。

納得のできる返答であれば、良い塾と考えられます。

自分のニーズを満たしてくれるかどうか

自分のニーズとは、自分が塾にして欲しいと思っていることです。

自分のニーズを満たしている塾が自分にとっての「良い塾」ということになります

例えば、テストの点数を上げるというニーズ以外にも、学習習慣を身に付けさせたい、宿題を一緒にやってほしい、国語力を伸ばしたい等様々なニーズが存在します。

そのニーズを満たしてくれるかを先生に聞くことで、自分にとっての「良い塾」かを判断することができます。

塾のおすすめの選び方

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個別指導か集団指導かで考える

基本的に塾は個別指導と集団指導の2つの形態がありますので、それぞれの特徴から塾を選ぶと良いです。

現在、成績があまり良くない、勉強を苦手と感じている生徒の場合、個別指導塾をおすすめします

集団指導塾の場合、全員が同じ進度の授業を受けることになります。

成績があまり良くない、勉強を苦手と感じている生徒なのにも関わらず、個人個人の学力を考慮しない集団指導の塾を選択する場合、授業についていけないという状況が発生する可能性があります

そのため、個別指導で個人個人に合わせた進度での指導を受けた方が良いと言えます

反対に、成績が良い方で、より学力を向上させたいという人には、集団指導塾がおすすめです。

ある程度勉強が出来る生徒であれば、個人個人の学力を考慮しない集団指導塾の授業にもついていけると思います。

集団指導塾の場合、塾内での成績順位が分かるため、他の塾生と自分との学力差を把握することが出来ます。

ライバルに勝ちたい、ライバルに負けたくないという気持ちが生まれ、勉強をするモチベーションが上がります

さらに、集団指導塾の場合、授業内容、運営方法がマニュアル化されているため、その内容についていけるのであれば、一定の効果を見込むことが可能です。

特定の条件がある場合は個別指導か家庭教師かで考える

例えば、宿題の面倒を見て欲しい、特定の科目を教えて欲しい、生徒が人見知り、生徒に障害がある等、特定の条件がある場合は個別指導か家庭教師かで考えると良いでしょう。

この場合は、自分のニーズを満たしてくれるところを探す必要があります

家庭教師の場合は、完全に1対1での指導になるため、生徒と先生との相性が非常に大事となってきます。

複数の家庭教師事業者を検討し、複数の家庭教師事業者にて体験指導を受けてみると良いでしょう。